ゼミ紹介
(1)演習のねらい
少人数で行われる演習について、法学部では、1年次に開講される「基本書演習」、2年次には「基礎演習」、3年次、4年次に「専門演習」を受講することができます。
1年次後期に開講される「基本書演習」は、1年次に受講している憲法、民法、刑法につき、専門の教員とともに基本書を読みこなしていきます。法律の基本書をいかにして読んでいくか、法律の学び方というのはどのようなものかを学ぶことになります。2年次に開講される「基礎演習」では、1年次の「基本書演習」で開講されていた憲法や民法に加えて2年次に開講される様々な科目につき、現在受講中の講義の内容をさらに深く理解するため、講義において取り扱われるテーマにつき検討を加えます。「基礎演習」は半期で開講されますので、前期、後期と異なる科目の演習に所属することも可能です。「基本書演習」と「基礎演習」は、講義が開講されている科目と内容を共通し、互いに関連性を持っています。講義と関連する基本書を輪読することや講義で取り扱ったテーマを演習で取り上げることで理解度を深めることを目的としています。
3年次に開講される「専門演習」では、「基本書演習」「基礎演習」を通じて培われた基礎的な知識に基づき、さらに発展的な学習を行います。「専門演習」は、様々な法律分野につき、より高度なテーマを取り扱うことを目的としています。1年間一つの演習に所属することでそれぞれの専攻した科目につき、じっくりと学ぶことができます。4年次の演習は選択になりますが、1年間「専門演習」に所属し、さらに高度な研究、学習を行うことができます。また、4年生は、必修ではありませんが、学習の成果を卒論にすることも可能です。卒論を書く場合には、専門演習担当教員の指導のもとで執筆を行います。
(2)学年毎の進行
- 基本を鍛える 講義科目との有機的連携で法学の学びはじめを手厚く支援 -
【1年次】憲法 民法 刑法に関する「基本書演習」後期開講・2単位
【2年次】2年次開講の講義科目に関する「基礎演習」前期後期開講・2単位
- 法律学・政治学の各分野の一歩進んだ専門的学習 -
【3年次】「専門演習」 通年開講・4単位
【4年次】「専門演習」 通年開講・4単位「卒業論文指導(選択)」