教員推薦図書
法職課程
国家試験対策文庫
現代法研究室
法学部では、学生の皆さんへ各教員からお勧めの一冊を紹介していきたいと思います。
これらの図書等は法学資料室に所蔵しております。
| 推薦図書 名 | 推薦人氏名 |
|---|---|
麻田 雅文(国際政治史) |
|
粟谷 しのぶ(行政法) |
|
久保 英二郎(刑法) |
|
栗島 智明(憲法) |
|
後藤 究(労働法) |
|
坂巻 静佳(国際法) |
|
田中 美里(憲法) |
|
堀井 拓也(商法) |
山田風太郎『同日同刻――太平洋戦争開戦の一日と終戦の十五日』(ちくま文庫、2006年) |
|---|
日本の運命を決めた日、というのは数あれども、日米開戦の日と、敗戦にいたる15日間ほど重要なものはありません。それは史上最も多くの国民の命が、この戦争によって左右されたためです。 |
瀧本哲史『僕は君たちに武器を配りたい エッセンシャル版』(講談社文庫、2013年) |
|---|
マイナビ2027年卒大学生就職意識調査によれば、大学生の55.4%が企業選択で「安定」を重視しています。しかし、経済の不透明さを考えれば、長期雇用は保証されたものとは言えません。本書は、投資家の視点から、私たち自身が人材として「コモディティ化」していくことへの対抗戦略を読者に示しています。法学では学ぶ機会の少ないマネジメントの思考は、キャリア形成の有効な視座になるものです。著者の市場価値中心の分析には限界があるものの、リーガルマインドとともに、社会を生き抜く「武器」を得られるでしょう。 |
青山拓央『哲学の問い』(筑摩書房、2024) |
|---|
24の問いを通じて、〈哲学をするとはどのようなことか〉を読者が一気につかみ取るための、生きた哲学の入門書。バラエティ豊かな24の問いには、「犯罪者は、非難の対象ではなく治療の対象として扱われるべきか」といった法学に直接に関わるものも含まれており、既存の考え方が所与のものではないことを気付かせてくれる。大学での学びとはどのようなものかを体感するのに最適な一冊。 |
マックス・ヴェーバー(脇圭平訳)『職業としての政治〔改版〕』(岩波文庫、2020年[原著初版1919年]) |
|---|
本書は「政治の本質とは何か」を根源から問い直す一冊です。政治とは単なる理想の追求ではなく、時に権力・暴力という「悪魔的な力」と結びついた営みですが、それを担う政治家が備えるべき資質・倫理とはどのようなものでしょうか。本書が提示する「信条倫理」と「責任倫理」の鋭い対立は、理想と現実の狭間でなされる政治的決断の重みを私たちに突きつけます。社会の仕組みを深く学び、主権者としてこれからの政治を担っていく大学生にこそ、熟読してほしい名著です。 |
末弘嚴太郎(著)『[新装版]嘘の効用』(日本評論社、2018年) |
|---|
本書の著者は、大正・昭和の時代に活躍した法律家です。法律家とは、最も嘘をついてはいけない職業の1つのような気もしますが、そんな著者がこんなタイトルの文章を書くなんて……。 |
法制執務・法令用語研究会『条文の読み方 第2版』(有斐閣、2021年) |
|---|
法令は一見したところ難解に感じますが、いずれも一定の約束事に従って書かれており、それに従って読めば基本的には解釈することなく、誰しもが同じ結論に達することができるようになっています。本書は日本の法令に関するこの約束事をまとめた書籍です。「その他」・「その他の」や「場合」・「とき」・「時」といった文言は法令上どう使い分けられているのか、誰もが同じ意味にたどり着くための法制執務の工夫と技術に触れてみていただければと存じます。 |
ダニエル・カーネマン(著)/ 村井章子(訳)『ファスト&スロー 上・下』(早川書房、2014年) |
|---|
心理学者としてノーベル経済学賞を受賞した著者が、人間はいかに不合理な思考をしてしまうのかということを多様な具体例とともに丁寧に説明した書籍。人間は常に合理的な思考をする生き物であるという前提に疑いがかけられてから久しい。私たちはどのような場合に、どのような誤解や計算違いをしてしまうのか、カーネマン氏によって示される多様な「引っかけクイズ」に挑戦しながら、楽しく体験・学習することができる。 |
森田果『法学を学ぶのはなぜ?』(有斐閣、2020年) |
|---|
本書は、「伝統的な法学があまり好きになれなかったにもかかわらず、なぜか法学研究者となってしまった」(同書カバー)という著者による法学入門です。 |
|
法職課程について
成城大学法職課程では、各種公務委員試験、行政書士試験、司法書士試験、法科大学院(ロースクール)の受験を予定している学生のために、各種ガイダンスを実施しています。
また、外部機関と提携して、公務員試験向けの学習ツールも提供しています。 |
国家試験対策文庫は、5号館地下1階の法学資料室の中に併設されている、司法試験をはじめとする国家試験用の受験参考書や、これらの試験の勉強のための基本的図書が利用できるところです。
この資料は、司法試験・公務員試験その他の国家試験を受験する学生のために用意された資料ですが、資料室利用者は誰でも利用できます。この資料には「法研」というラベルが張ってあり、他の資料室の資料とは区別されます。また、この資料は資料室内の閲覧スペース書架に配架されており、1週間以内の貸出ができます。
他の資料室の資料と同様に開架されていますので各自適宜利用して下さい。
ただし、国家試験対策文庫と資料室資料の双方に同一の資料があるものもありますので、利用後の返却等はきちんと元の場所に戻してください。
他の資料室資料と同じ手続きでコピーのための一時持ち出しが出来ます。(資料室の利用案内 5(3)参照)
利用できる日や時間、その他は資料室の利用方法に準じておりますのでこれに従って利用してください。
本学部では、現代社会の先端にある法的諸問題を捉えて総合的・学際的に調査・研究する学部附置の研究室を設けています。近い将来には大学附置の研究所へと発展させる予定ですが、現在の活動状況と運営は次のとおりです。
(1)現代法にかかわる共同研究、個人研究の支援
(2)研究資料・文献の収集
(3)研究成果の発表
(4)研究会、シンポジウム、講演会の開催
(1)室員は法学部専任教員全員です。
(2)学部内に現代法研究室運営委員会を設けて、その運営にあたっています。