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専任教員紹介

准教授
浦山 聖子 Seiko Urayama
メール:  
担当科目: 法哲学
専門紹介
法哲学の中でも、英語圏の現代正義論を主な専門としています。
自己紹介
研究内容
現在の主な研究テーマは、人の国際的な移動・移住に関わる規範的理論です。法哲学では、「移民の正義」や「難民の正義」と呼ばれる分野です。国家の入国在留管理政策はどのようであるべきか、移民や難民はどのような権利を持つか、国家はなぜ難民を受け入れるべきかなどの問いについて、データや史実によって実証するのではなく、原理に遡って考察する研究です。 法哲学の役割は、主張の論理立てを明らかにしたり、実践や制度の理解や可能性について様々なアイディアを出すことであると思っています。具体的な文脈を必ずしも前提とせずに、一般的な論理に焦点を当てる法哲学の議論は、実証的な研究からは「仮説」を論評しているに過ぎないと見えるのかもしれません。しかし、実践を支えている論理を取り出して検討したり、実践の理解や可能性について従来とは異なるアイディアを探求したりすることで、新たに見えることもあるのではないかと思っています。法哲学の規範的理論によって、人の国際的な移動・移住という現象に新たな視点を提供することを目指しています。
学歴
2004年3月 慶應義塾大学法学部法律学科卒業
2006年3月 東京大学大学院法学政治学研究科総合法政専攻修士課程修了
2010年3月 東京大学大学院法学政治学研究科総合法政専攻博士課程修了
職歴
2007年4月~2009年3月 日本学術振興会特別研究員DC2
2009年4月~2012年3月 日本学術振興会特別研究員PD
2012年4月~2013年3月 大妻女子大学文学部コミュニケーション文化学科助教
2013年4月~2016年3月 成城大学法学部専任講師
2016年4月 成城大学法学部准教授
主な業績

<単行本、著書、共著等>

  • 『国際移動の正義――リベラリズムと入国在留管理』(単著)弘文堂(2025年2月)
  • 『もっと問いかける法哲学』(共著)瀧川裕英編、浦山担当部分「移民を自由化すべきか」法律文化社(2024年5月)
  • 『変動する社会と法・政治・文化』(共著)成城法学会編、浦山担当部分、「フランス語憲章による公共の表示・商業広告の規制と適用除外制度(pp. 227-256)、信山社(2019年3月)

<論文、判例評釈、紀要、雑誌記事等>

  • 「「難民の正義論――難民保護の規範的根拠をめぐる3つの原理」 」『有斐閣Onlineロージャーナル』(2024年4月)
  • 「気候移住者の受け入れ義務」『成城法学』91号(2024年2月)
  • 「人権としての国境を越えた移住の自由――公平に開かれた国境政策 」『法と哲学』9号(2023年5月)
  • 「どのような状況にある個人が「難民」か――難民の定義をめぐる規範的考察 」『成城法学』90号(2023年3月)
  • 「医療従事者の国際的な移動・頭脳流出・政治的責務」『成城法学』88号(2020年12月)
  • 「カナダ権利と自由憲章の適用除外制度」『成城法学』85号(2017年3月)
  • 「ケベックにおける就学前・初等・中等教育の教授用語の規制と少数派言語教育権1969-2010」『成城法学』83号(2014年3月)
  • 「グローバルな平等主義と移民・外国人の受け入れ(一)」『国家学会雑誌』124巻7・8号(2011年)
  • 「グローバルな平等主義と移民・外国人の受け入れ(二)」『国家学会雑誌』124巻9・10号(2011年)
  • 「グローバルな平等主義と移民・外国人の受け入れ(三)」『国家学会雑誌』124巻11・12号(2011年)
  • 「グローバルな平等主義と移民・外国人の受け入れ(四)」『国家学会雑誌』125巻1・2号(2012年)
  • 「グローバルな平等主義と移民・外国人の受け入れ(五・完)」『国家学会雑誌』125巻3・4号(2012年)

<その他付記事項(著作以外の業績、記載基準等)>

学会活動
日本法哲学会、日本カナダ学会
その他
2018年12月~法務省難民審査参与員

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