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法学部ゼミ

カリキュラム名 担当教員
基本書演習〈憲法〉 西土 彰一郎
シラバス(成城大学シラバスシステム 2022.3.27現在のデータより引用。)
2022
基本書演習〈憲法〉




担当教員 実施学期 単位数 配当 曜日・時限 教室名 授業コード
西土 彰一郎 (にしど しょういちろう)
後期 2 法1 水 1
53K
4788
※後期履修登録科目
授業の内容
 法律学を修得するための基本的方法は,教科書をまず読み通し,つぎに繰り返し読み込むことです。ただし,1年生の皆さんがいきなり分厚い教科書を読解することに困難を覚えることは,私の経験からしても十分理解できるところです。そこで本基本書演習では,1年次の必修講義科目である「憲法Ⅰ(人権)」に即して,まずは教科書を読み通す習慣を身につけていただくこと,つぎに教科書を丁寧に読み込む方法を体得していただくこと,の2点を目的としています。そうした習慣と方法は,2年次以降に他の諸専門科目を学習するにあたっても,欠かすことのできない基礎的な力となるはずです。
 本基本書演習では,定評のある標記の教科書の,「憲法I」で扱う内容に該当する部分である第2部「権利の保障」を講読します。教科書を読む一般的な力を身につけると同時に,「憲法I」の後期試験の結果に直ちに反映するよう憲法の理解力を向上させることも,目標としております。
 なお,本基本書演習ではあえて,今年度開講される2つの「憲法I」のどちらでも教科書として指定されていない書物を,教科書としています。それは,教科書相互の間で,どのような共通点と相違点があるかを,履修者に意識していただくためです。そのことは,ひとつの教科書を金科玉条とせずに,複数の教科書を見渡すことのできる視野の広さを獲得することにつながるはずです。
到達目標
 履修者は,教科書を読む一般的な力を身につけることができます。
授業の方法
 少人数で教科書を読み,教科書に引用されている裁判例や参考文献に実際にあたってみたり,講義や教科書でとりあげられているテーマについてディスカッションを行なったりします。具体的な授業の進め方については,第1回目の講義において説明いたします。
授業の計画
1. 基本書講読の技法と実習(1)-ガイダンスをかねて-
2. 基本書講読の技法と実習(2)-第1章第1節(42-59頁)-
3. 基本書講読の技法と実習(3)-第1章第2、3節(60-84頁)-
4. 基本書講読の技法と実習(4)-第1章第4、5節(84-120頁)-
5. 基本書講読の技法と実習(5)-第2章序論、第1、2節(122-155頁)-
6. 基本書講読の技法と実習(6)-第2章第3節1~3(156-188頁)-
7. 基本書講読の技法と実習(7)-第2章第3節4~6、第4節(188-220頁)-
8. 基本書講読の技法と実習(8)-第3章序論、第1節(222-245頁)-
9. 基本書講読の技法と実習(9)-第3章第2節(246-285頁)-
10. 基本書講読の技法と実習(10)-第4章序論、第1節(288-304頁)-
11. 基本書講読の技法と実習(11)-第4章第2、3節(304 -330頁)-
12. 基本書講読の技法と実習(12)-第5章第1、2節(332頁-376頁)-
13. 基本書講読の技法と実習(13)-第5章第3節(376-418頁)-
14. 基本書講読の技法と実習(14)-まとめ:第1章~第5章-
15. 総括
授業時間外の学修(予習・復習等)
 シラバスに記載してある教科書の範囲を事前に読み,疑問点を明確にしておくことがまず求められます。また,演習で学んだことは,その日のうちに再確認をしてください。受け取った資料は,極力,全てのものに目を通してください。
成績評価の基準と方法
演習への参加度(100%)

 演習への参加度によって評価します。詳細は,第1回目の授業において担当教員より説明がなされます。なお,すべてのクラスを通じて欠席が3分の1以上あった場合は,単位が認定されませんので注意してください。
教科書
 著者:浦部法穂 書籍名:『憲法学教室[第3版]』 
参考文献
 授業の各回に使用する補助教材については,授業の際に適宜指示します。
履修者への要望
1.授業には,毎回,必ず出席してください。無断欠席と遅刻には厳しく対処します。
2.基本書演習での学習効果を高めるためには,毎回,必ず予習をすることが必要です。この点を肝に銘じておいてください。
教員との連絡・相談方法
 メールアドレス1:nishido[at]seijo.ac.jp
 ※ [at]は@に置き換える。
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