カリキュラムの基本理念
リーガルマインドを養うために
法学の基礎は、まず実際に適用されている法律を知ることから始まります。ですから授業では多くの条文を読み解きます。しかし、その目的はけっして法文の暗記ではありません。法律がどのような考えに基づいて制定されているのかを自分自身で解き明かし、法律的な考え方“リーガルマインド”を修得すること。つまり、専門的な職業知識としてだけではなく、一般的な社会生活を営む上で必要不可欠な法的知識に基づいて「判断する能力」を身につけることにあります。
そのために法学部では、法律が必要とされ、作られ、適用される状況、つまり社会と人間に対する理解を深めることを重視。「確かな基礎に立って法律的思考をなしうる人材の育成」を教育の基本理念に、カリキュラムは、「基礎から応用への段階的学習」「進路別コースに基づいた学生の自主的学習」という観点から法律系「専門科目」を配置するとともに、外国語教育を重視し外国法の講座を充実させ、全学共通教育とも連携しつつ歴史、社会、文化などの教養を培う「基礎部門」も配置しています。